こんにちは、だいこです。
満月の日が出産予定日で、本当に陣痛が来ました。
旗の台駅の昭和大学病院で出産した時のお話をします。
子宮口もやっと全開になって、イキンで良いよと医師に言われ、1人でイキんでて…
やっと周りに10人位の人達が来てくれた。
LDRのベッドって、電動リクライニング式で、大きいハンドルが側面に一本。腰の辺りに小さなハンドルが一本。
この「腰の辺りにある小さなハンドル」のね、使い方がよくわからなかったの。
上から体重かけると、全然支えてくれなくて、スルスルーって下にハンドルが下がっちゃうんだよね。

わかりますかね?
いざイキんでいいよーって言われた時、私は大きいハンドルに全体重をかけるようにして踏ん張ってたんだけど、
ふと、イキむ間にお医者さんに聞いた。
私「この小さいハンドルってどうやって使うんですか?←(超冷静)」
医師「イキむ時に自分の方に引っ張るようにして使うんだよ」
えーーー???
それ早く教えてよ。ハンドル押してたよ。
で、小さいハンドルを握るようにして、陣痛の波がキタキタ〜ってタイミングになると、
助産師さん「そろそろ行くよー。息吐いて〜、大きく息吸って〜、ハイ!息止めてイキンでー!!ながーくイキンでー!!!!苦しくなったら呼吸してー」
助産師さん「はいすぐもう一回いくよー!息吐いてー、大きく息吸ってー、ハイ!息止めてイキンでー!!!長く長くイキンでー!!!そう!いいよー!上手!赤ちゃんの髪の毛見えてきたよー!!もうちょっともうちょっと!!」
私の心の声「うわ!息苦しいもうこれ以上息止めたら窒息する!」
イキむのやめて呼吸すると…
助産師さん達の「ああ…」というため息(笑)
とにかくこれを5セット位やったかな。
小さいハンドルを握って、
陣痛の波が来たら、息を吐いて、息を大きく吸って、
頭を持ち上げ、おへそを見るようにして、小さいハンドルを自分の方に引っ張るようにして、
息を止めて踏ん張る!
うんちをする時のように!
意外とこれが難しい。
普段、ウンチは踏ん張ってはいけないと思ってるので、極力踏ん張らずに排便する私。
踏ん張る感覚がよくわからなかったけど、とにかく膣と肛門の間くらいに圧がかかるのをイメージして踏ん張ったかなぁ。
40分位踏ん張り続けて、無事に出せました(笑)
助産師さんに「ほら見て!」と言われて、股の間から臍の緒の繋がった赤ちゃんを見るように言われたけど、それどころじゃなかった…
疲れすぎて、もうどうでもよかった(笑)
感動とか無かった。
「やっと出たー!!終わったー!!」それが最初の感想だった。
それから「もう絶対出産なんてしない!!」こうも思った(笑)
助産師さんが「臍の緒切りますねー」と言い、赤ちゃんはLDR内にある透明のベビーベッドへ。
色々検査したり、体拭いたり、着替えさせたりしてくれてるんだろな。
私は胎盤を出す処置を10分位されてて、38度位のお風呂のお湯のような温かいお湯が膣から出てくるのが分かった。痛くないし、暖かくて気持ちよかった。
それから会陰切開されてたので、そこの縫合。これもねー、早くやって欲しいのに、もれなく研修医付きで、先生が丁寧に研修医に小声で説明してからの縫合。
縫合自体は先生だけがやってた様な気がするけど…結構痛かった。チクって感覚と、たこ糸レベルの糸がスルスルーって通る感覚がわかって気持ち悪かった。
普通に「痛ーい!!!痛い痛い!!!」って大声で叫んでた。
会陰切開の縫合は30分位かかったのかな。結果、後日とても綺麗にくっついたので今となっては感謝しています。
それからやっと赤ちゃんが私のベッドに来てくれた。
コロナ禍で家族が誰も付き添ってないから、会陰切開の縫合中に側にいた助産師さんにお願いして撮影してもらった。
あと、産後10分とかでそのままベッドの上から家族に電話もさせてもらえた。
まずは夫に電話すると「産まれたよー!」と言いながら号泣する私。すぐに病院に来てもらう様に伝えました。
昭和大学病院は、コロナの関係で面会ができない。
その代わり、赤ちゃんが産まれて2時間以内なら15分間だけ、赤ちゃんに会うことができる。
ただし、誰か1人だけ。
しかも、LDRには入れず、LDRのあるフロアーのロビーで、赤ちゃんとだけ面会できる。
私の場合は夫を面会者に選んだ。
夫はLDRのあるフロアーにエレベーターで上がると、すぐ横にあるロビーの椅子に座って待機。助産師さんがベビーベッドごと赤ちゃんを連れて来てくれて、抱っこさせてくれる。
そのまま15分抱っこしてていいですよーと言われ、助産師さんは席を離れる。
そんな感じでご対面したそうです。夫が次に赤ちゃんに会えるのは、退院日。それまでおあずけです。
本当は生まれてすぐ乳首を口に含ませてあげたかったり、色々バースプランは提出してたんだけど、全部は叶わなかった。
今でも生まれたての時の動画を見ると、赤ちゃんが乳首を咥えたそうに口を動かしてるのを見ると「咥えさせてあげたかった」と複雑な気持ちに襲われる。
でもね、人生でこんなに壮絶な経験した事が無かったから、無事に出産できた時「感謝」の気持ちで溢れかえった。
私一人じゃどうにもできなかった。周りの助産師さん、お医者さんみんなに感謝しなかなかった。
こんな気持ちになったのは人生で初めてで、出産てすごいなと思ったし、経験できて本当に良かったなと思った。
この後、30分くらいベビーベッドに寝る赤ちゃんと一緒にお部屋にいられたからその間に写真を撮った。
あとは再び一人でLDRで休息。ご飯が出たからそれを頂いて過ごした。
時間が来ると助産師さんが声をかけてくれるので、荷物をまとめて入院病棟へ移動した。
ここからは産後の入院状況についてお話していこうと思います。